第四回、ひとまずこれで一区切りです。
今までの回はこちら。
新しくコミュニティを作るべきだと思う
今まで存在していたコミュニティやプラットフォームが段々崩れている今、自発的に動いて新しいコミュニティを作らないとまずい気がします。
告知や雑談・相談ができる場所と、情報を集積できる場所の二種類が必要なのではないでしょうか。
自分が貢献できるとしたら
自分ができそうなことは何かあるかな、と考えてみました。
前から思っていたことにプラスαしています(参考:作りたいサイトがいくつかあって悩む)。
どの程度需要があるのだろう…あと、自分ではそこそこ実現性あると思うし実現した場合の運用負荷は許容範囲だと思っているんだけど、他の人の評価を知りたい気もする。
プロフィールサイト
元々は、Xから脱出する人が増えた場合に連絡先が分からなくなる人が多そうだなと思ったことから必要じゃないかと感じたものです。
それに加えてポートフォリオだったり自己紹介的な機能があれば便利そうだなと思っていたのですが、今回配布先登録機能も欲しいなと思うようになりました。
以下、現在の企画案です。
機能
- ユーザー登録して自己紹介や投稿サイトなどのリンクを書ける
- 閲覧者がユーザーを検索できる
- 作品URLを登録してポートフォリオ的に利用できる
- 配布物を登録する機能
- プロフィールから配布物一覧に辿れる(リンクしないことも可能)
- 実際のデータ保存先はオンラインストレージなどを別途各自で用意してもらい、ここでは登録したリンクを表示するだけ
- 必要なら、規約チェックやダウンロードキー入力機能のついたリンク保護機能を付けることも可能にする
システム関連
- 方針として、維持費は極力安くしたい
- システムはいわゆるJamstack
- 機能はjavascriptのフロントエンドベースで実装し、サーバ側はファイルを配布するだけ(Cloudflare Pagesなどを想定)
- 認証や永続化にはfirebaseなどを利用する
- Jamstackなんて作ったことないので不安
- PHPでもいいんだけどサーバー維持費かかるので…
- とはいっても、後述のブログサイトはPHP予定なので、同じシステムを採用した方が維持が楽なのでは…?
- むしろブログサイトの一機能とする手もある?
ブログサイト
MMDの記事専用のブログサービスというかnoteのようなサイトが欲しいんですよね。
にゃっぽんが閉鎖した頃からずっとうっすら欲しかったのだけれど、ブロマガが終了して情報の集積場所がなくなったことでより一層欲しくなりました。
機能
- ユーザー登録してブログを書ける
- フォロー機能やブックマーク機能などを付けて情報収集しやすく
- ブログというより、「全部公開される日記SNS」に近いイメージ
システム関連
- Drupalをベースに作れないか
- Drupalはコミュニティサイトを作るのによく使われるCMSで、モジュールを組み合わせて機能を作ることができる
- バージョンアップが頻繁に行われるため、それに追随する必要があるのが不安点
- 「すっぴん」はDrupal7をベースにしているが、そろそろ全面更新しなければならず、利用しているモジュールの中で最新バージョンに対応していないものがいくつもあって、どうしようか悩んでいる。新規作成するシステムもそのうち同じように悩む可能性が高い。
- システム的にはPHPとMySQLなので、ある程度のサーバのスペックが必要
- とはいえ、想定用途的にアクセス過多になることはあまり考えにくく、そこまで維持費はかからないだろうと判断
- UPできるファイルの容量制限などは厳し目にする予定
欲しいコミュニティ
第二回でも書きましたけど、自分が「あったらいいな」と思うコミュニティは、MMDの話題限定で情報共有ができ、ある程度告知もできるコミュニティです。
具体的に想定しているのはこの辺り。
- MisskeyのMMDer向けテーマサーバ
- Discordのサーバ
MisskeyやDiscordといっても、別にX/Twitterの代替として日常を共有するためのSNSが欲しいというわけではなく、あくまでMMDの話題に限定された情報交換をメインで行える場所として欲しいんですよね。
Mastodonサーバの存在は教えてもらったんですが、そのあたりに関する既存のユーザーさんや管理人さんのスタンスは実際どうなんですかねー?
というか、そもそも人増えるの歓迎なのかなど、サーバーの運用ポリシーによって変わってくる気がします。
Mastodonについては気になる点が一点ありまして。
個人的にMastodonって、X/Twitterと同じような使い方をするために作られた、「日常を共有」するのに向いたシステムだと思うのですよね。
また、そもそもMastodonは開発ポリシーとしてあくまで連合前提というか「各サーバはFediverseに繋がるための一窓口」でしかなく、サーバーに囚われずに連合内でフォローしてコミュニケーションするのが前提。
「同じサーバーにログインしているユーザー同士が(フォローしていないけど)コミュニケーションする」みたいな使い方は想定していないように思えます。
逆にMisskeyは、「サーバ単体でも一つのSNSとして使える」ことを前提に作られている気がするんですよね。
それらを考慮に入れると、同じサーバに登録したユーザー間で情報共有することが主目的ならMastodonよりMisskeyの方が向いてそうだなあと思うのです。
ちなみに、機能的にはDiscordでも全然いいと思うんですけど、Discordは良くも悪くもクローズドというか。
例えばDiscordで作成したMMDer用サーバに有益な情報が集まっていたとしても、多分Web検索した時に出てこないと思われるので、それを考えたらうーんってなっちゃいますね。
ゲーマー向けツールという出自から考えると、雑談や作業実況、コラボ時に専用のサーバを立てて情報共有とかが合いそうです。
あとは、イベント時にニコニコミュに専用コミュを立てて動画を登録したりしてましたけど、それを代替とかもできそう。
そしてDiscordはサーバーを立てても維持費がかからないので、既存のコミュニティの避難所として利用するのもよさそうな気がします。
ある日突然サーバーが繋がらなくなった時など、なにかあったらユーザーが集う場所として事前に用意しておく的な。
コミュニティは運営が大変
ここまで煽っておいてアレですが、コミュニティって、システム構築よりも運用や運営がものすごく大変だと思うんです。
第二回でも書きましたが、ユーザーからの問い合わせだったりトラブル対応(ユーザー間のトラブルへの対応を含む)だったりと、やらなくてはいけないことは多々あります。システムの面倒も見なければいけないですし。
よくできて需要があるシステムであればあるほど利用者が多くなり、手間が必要になり、必要な費用が増え、トラブルがあった場合の影響が大きくなります。
現実問題として運営にはサーバーやドメインを維持する資金が必要ですが、その費用は管理者が持ち出しで負担し赤字運営になることがほとんどでしょう。人が増えればその費用も増やさざるを得ません。
コミュニティを立ち上げるのは使命感や承認欲求からだと思うのですが、それだけで運営を続けた場合、メンタルなどに限界がくる可能性は否めません(ある日ふとむなしくなるとか心が折れるとかが起きる可能性)。
手を出す前にそのあたりは一度しっかり考えたいですし、始める場合にも「それを維持するのになにが必要なのか(金銭や時間など)」を見極め、企画や設計の段階からできるだけ長く続けられるような方法を考えたいですね。
正直言って、自分にはコミュニティを運営する自信はまったくありません(小規模ならともかく)1。メンタルやられて潰れる未来が見える。
でもやっぱりコミュニティは欲しいな…
- なので、「これならできるかな」と思ったプロフィールサイトもブログサイトも、微妙にコミュニティではなくて、ツールや場所の提供という位置づけです。 ↩︎
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